こんばんは、東北ローダーの まつい けん です。
車載クレーンに比べて架装する機会は少ないのですがヒアブでは船舶用シークレーンも取り扱っております。
前後にHIABシークレーンとワイヤークレーンの2台付です!
HIAB シークレーン081-3
クレーン容量 9.6(t-m) 最大作業半径 9.6m ブーム段数 3段
シークレーンの特徴としましては、海上での厳しい環境下での使用となりますので船舶用防錆下地及び塗装を採用しております。ブームは、ショットブラスト・溶融亜鉛メッキ後に下塗り塗装をしており、その後中塗り・仕上げのマリン塗装と3層になっております。
また、重要部品の腐食を避けるために、ステンレス製の配管、配管継手、フィッティング金具を使用しており、高張力鋼を必要としない部分のボルト類もステンレス製を使用しています。
シークレーンは6~40(t-m)まで豊富な機種が揃っており、ウインチ等のオプションもありますので各クレーンモデルに相応しい装備をニーズに合わせて選択することができます。
ちなみにHIABシークレーンは第二次大戦後(1945年~)に開発され、1960年代初頭にはNASAの衛星カプセルを海から回収する際に使用されたそうです。
アポロ11号のニール・アームストロングとバズ・オルドリンによる人類初の月面着陸成功にもHIABシークレーンが一役買っていたのかもしれません。
それでは、今日も一日お疲れさまでした。